2021年のわくわく

何か試されているような、命のことに、日常のことにこんなに向き合い感謝した日々はなかったように思います。
クリスマスイヴから、沢山のオードブルを作らせていただきました。
元気な大地の恵みと新鮮な魚介、松本牧場さんのこぶ黒を使ったワイルドガーデンをイメージして作った「かご森」。
料理を出すようになって10年。
私の腕前はまだまだ未熟です。
食においても君はアーティストだ!職人ではないジャンルなんだ!と強く言われたことがあり、身の置き方を見失いながらも、自然に自分のいきつくところへ、結果行けたのかな?と感じています。美味しいものを見つける→かご森をつくる行為は、バイヤーとしての仕事→コーディネートして販売する。ずっと30年続けてきた服の事と同じです。
ただただ、皆さんの笑顔に会えるのが楽しかった30年。気付いたらこんな形の店になっていましたが、昨年ほど支えられて私は生かされていると感じた年はなかったように思います。
世界が揺れた出来事は、一つ一つ自分たちの中で慎重にそして大胆に自分なりの解釈でメッセージを受け取り何が大切なのかふるいにかけていかないとならないなと強く感じます。家族との時間、愛すべく仲間たちとの時間、自分の趣味、その時間ひとつひとつに対しても向き合わなくてはなりません。
私自身自営で自由なので、簡単にいつでもやろうと思えば変えることができます。でも案外、勝手に自分の中に思い込みがあったりすることもあるのです。
それをじっくりと考えながら日々ワクワク出来る様にそして、Lákuraからワクワクをお届けできるように過ごしたいなぁと思います。
そんなわくわくなオードブルになっていただければ嬉しく思います。

昨年もたくさんの方々に恵まれ本当に感謝しながらの年越しとなりました。
ありがとうございました。
そして、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

1月8日が、初営業となります。
(4日、5日は、11日は、貸し切りとなっております)

愛とユーモア、感謝を込めて

Lákura 店主 鳥居はゆき

Lákura

1919年。札幌市すすきのの片隅で「質屋」として建てられた。2010年初夏。 煉瓦のグラデーションが美しいこの蔵は、Lákura分室としてオープンし、104年経った。(2003年新札幌でLákuraはオープンし、今年20周年を迎えた。)蔵ノ中デ宝サガシ。 服と食と音楽と♪ ビーフシチュー。今日も、笑い声とともに。 長屋的selectshop Lákura 。あなたの暮らしに寄り添えますように。