いいとこ

毎日遊びに行った公園。
どんなにいじわるされても、お腹すいてたんじゃない?お母さんに叱られたんじゃない?
そんな風に本気で解釈して、人を嫌いになる感情がなかった幼少期。
女子特有の集団の中でのそれぞれの立場、その中での上下関係をあるのは理解した上で、そして、その中でのメンバーの入れ替わりで七変化をする人たちをじっくり観察しながら、全く別次元でマイペースに砂場でお城作りしているような子だったから、ひとりぼっちも平気だったりする。今も変わらない。
傷ついたりもあまりしないので、いじめっ子からすると残念ながら張り合いのないつまらないタイプだ。
一匹狼だね。
何度言われたことだろう。
でも本質は少し違う。
人が好きなので、人のいいところを見つけるのは特技だ。だからどこに所属してても大丈夫だけれど、どこにも束縛はされない。

先日、某ホテルの支配人とお話しする機会があり、社員育成について、サービスについて、興味深い話を伺った。
淀まない空気を作る職場づくりを徹底的に目指していらっしゃるご様子。そこに、ブラックさは一切感じず、生き生き。
僕に気をつかうぐらいなら、お客様にそのエネルギー注いで欲しいからねと苦笑する。
ごもっともだ。たまにマスクをして、こっそりトイレ掃除とかして、従業員に紛れていたという話を聞いて大笑いした。アメリカ番組のドッキリかよ!と。

人のいいところを見つけることが好きだ。
それをその人に伝えることも好きだ。
美しく優しい気持ちの集まったところには、空気の淀みもない。思いやりと想像力を持って人は回る…という思想。なるほど。

いいとこ。
見つければ見つけられる人ほどハッピーな人生だと思う。七難隠す発想なんかと似ている部分もある。
今日も、忙しい始まりだったけれど、穏やかな優しい気持ちで過ごせますように。
いいとこ。今日は何個見つけられるかな。















Lákura

1919年。札幌市すすきのの片隅で「質屋」として建てられた。2010年初夏。 煉瓦のグラデーションが美しいこの蔵は、Lákura分室としてオープンし、104年経った。(2003年新札幌でLákuraはオープンし、今年20周年を迎えた。)蔵ノ中デ宝サガシ。 服と食と音楽と♪ ビーフシチュー。今日も、笑い声とともに。 長屋的selectshop Lákura 。あなたの暮らしに寄り添えますように。