夢は…

夢は、もう店を出すことじゃないだろ?
もう手に入ってるんだからさ。
少し無理したり頑張らないと手に入れられないものが夢だろ。
草介さんの言葉が突き刺さる。
彼の夢は、どこまでも壮大で無謀なのにリアル。少なくとも知る限りでは、全く慎重さはなく?(笑)堂々と、綱を楽しみながらケロリと渡ってのける。口にしたことは、何でも手に入れてきた人だ。
先行く兄貴は、その先で、おーいこっち来いよ!と豪快に笑いながら、私が渡ろうとすると面白がってその綱を揺らす。泣いてしがみつくようなことはせず、揺らすならいっちょドボンと落ちて下を見てくるかな?とか、木に飛び移って見ようかな?そうか!!飛べちゃえばいいよね!などと、切り替えられる私の力?を信じてくれてのことだろう。
ありがたき導き。

常にワクワクを自分に。
来年の私は、100歳の蔵と共に、さて何をしよう。どんなふうに音楽と向き合おう。
せっかく生まれてきて時間が与えられてるんだから、生命に感謝して楽しみたい。

夢はイメージし続けること。
この事を22歳の私に教えてくれたのは草介さんのお父さんの義一さん。
私は、子供たちに、夢はイメージして書いて恥ずかしがらず無謀なことでも口に出してと言う。4歳の頃からフィンランドに住みたいと言っていた娘は、その11年後夢が叶うことになる。彼女は口に出すことがきっかけで夢が叶った。今は19歳。
今度は夢もステップアップ。 不安もあるだろうけれど、それを上回るワクワクがあるだろう。
息子の友達は、宇宙へ行きたいという。
息子もその夢について、本気で素敵だと思っている。学校では、もしかしたら我が息子同様居場所のない子かもしれない。でも彼の撮る写真は素晴らしい。絵の切り方にセンスと才能を感じる。もちろん本人は気づいていないし、学校も気づくことはないかもしれない。
でも彼のセンスで宇宙から、地球を撮ったらどんなだろうとワクワクする。ぜひ宇宙へ行ってもらいたい。

夢は宇宙みたいに果てしなく。
せっかくの与えられた時間と生命をふくれっ面や、やさぐれだ状態では使いたくない。
とある自分の中の小さなプロジェクトが今月で終わる。知ると分かるは違うから私の場合、体験しなければ、納得できない。
たくさんの勉強になった。そして、今のおかれている環境にたくさん感謝もできた。

今日は、店で、若いアーティストが、CDの録音と撮影。カメラマンも若い女性。
そう。彼女たちもきっと素敵な夢を追っているんだろうと思う。

ドイツから帰国した少し時差ボケ中のパートナーからも沢山の刺激を受けてる。
穏やかな人だけれど貪欲に熱く音をつくる。
尊敬できる部分が多いのは素晴らしい。

夢は次々叶えるもの。
いつまでも無謀な夢を口にするおばあちゃんになりたいなぁ。
そして、私にとって夢は持ち続けるもの。
今日は定休日。
これからそれを書き留め、自分と向き合う時間。

Lákura

1919年。札幌市すすきのの片隅で「質屋」として建てられた。2010年初夏。 煉瓦のグラデーションが美しいこの蔵は、Lákura分室としてオープンし、104年経った。(2003年新札幌でLákuraはオープンし、今年20周年を迎えた。)蔵ノ中デ宝サガシ。 服と食と音楽と♪ ビーフシチュー。今日も、笑い声とともに。 長屋的selectshop Lákura 。あなたの暮らしに寄り添えますように。