発想

新しい服に絵の具をつけてしまったと子供が小さい頃落ち込んで帰宅したことがあった。
絵の具はなかなかとれるものではない事は経験上わかっている。
私は落ち込んでいる子供に絵の具の準備をさせ、手に絵の具をつけて、わざとにその服の上にペイントを始めた。
子供の目はどんどんキラキラし、いつのまにか楽しい時間に。汚れてしまったからこそ、思い切って出来る技。大いに楽しめば、落ち込む必要もない。楽しい笑いある豊かな時間に変わるのだ。
友人の白シャツに赤ワインが付いてしまい、そのシャツは次会った時、違う色に染められていたことがふと頭をよぎる。とっても素敵だなと思った。
白シャツが汚れたと嘆くより、大胆に違うものとして生み出す。素晴らしい。

案外日常の色んなことは、悲しいことも辛いこともたいがいハッピーなことに変えられるのかもしれないなぁ。


Lákura

1919年。札幌市すすきのの片隅で「質屋」として建てられた。2010年初夏。 煉瓦のグラデーションが美しいこの蔵は、Lákura分室としてオープンし、104年経った。(2003年新札幌でLákuraはオープンし、今年20周年を迎えた。)蔵ノ中デ宝サガシ。 服と食と音楽と♪ ビーフシチュー。今日も、笑い声とともに。 長屋的selectshop Lákura 。あなたの暮らしに寄り添えますように。