1年

ユーモアがあって、明るくてお茶目な私の小さな親友が、旅立った日。
ちょうど一年前。
Lakuraで、チェリストの阪田さんとコンサートを終えたすぐの時間に、悲しいお知らせが入った。
あれから一年。
全然ピアノが弾けるようにならなくて、大人になって初めて泣きながら練習したっけ。
阪田さんとの演奏旅行も思い出深い。

あれから一年。
彼女のご家族がコンサートへ足を運んでくださったことも嬉しかった。
手作りの栞や、お手紙も。

プリンセス好きな彼女には、ユーモアがあって、キュートな感じで、一周忌だけれど、それを無視した楽しいお花を依頼した。
ウエディングブーケのような森が出来上がり、とても嬉しい。

彼女が私たちにくれたものは、偉大だなと一年経っても強く思う。もっと彼女みたいにいきたい。
彼女を見送った日も、寒い釧路が、晴天だったっけ。
彼女を想うあたたかな一日となった。
ありがとう。

Lákura

1919年。札幌市すすきのの片隅で「質屋」として建てられた。2010年初夏。 煉瓦のグラデーションが美しいこの蔵は、Lákura分室としてオープンし、104年経った。(2003年新札幌でLákuraはオープンし、今年20周年を迎えた。)蔵ノ中デ宝サガシ。 服と食と音楽と♪ ビーフシチュー。今日も、笑い声とともに。 長屋的selectshop Lákura 。あなたの暮らしに寄り添えますように。