PMFオーケストラ

このところ交響曲を聴いている。

イベールのフルート協奏曲も素晴らしかったけれど、ショスタコーヴィッチの交響曲第4番の最終楽章は、特に素晴らしかった。
ファゴットのふくよかさ、終盤のトランペットのピアニッシモの美しさ…海外でコンサートを聴きたいなぁという気持ちがより強くなってきた。

息子が5年生の時に、指揮者によって全然違う!と話してくれた事を思い出した。
同じベートーヴェンの五番運命の入り方が、小沢さんの場合はね…と、分析を子供なりにしていたのが面白くてふむふむと聴いていたのだけれど、おくらばせながら今更そういうことが面白くなってきて、ショスタコーヴィッチの交響曲第4番をいろんな形で聴いてみたいと思った。
まず通して聴こうとすると1時間ちょっとかかるので、どんなに疲れてもお風呂に入ってゆっくりしながら聴くことにした。今日はこの人、今日はこの楽団と楽しんだ。 
その間に本を読んだり、楽曲について勉強した。なかなか豊かな時間だ。
コレは、伴奏に必ず役に立つわけで、交響曲を、ピアノ伴奏用にした楽譜が多いものだから(特にアリアなど歌う時の伴奏なんかは)このフレーズはヴァイオリン、このフレーズは管楽器!!なんてイメージをするだけで、伴奏がガラリと変わってしまうのだ。特に弦楽器のタイムラグや音域の幅の広さは、深みやふくよかさを出すのに、人によっては音が狂って聞こえるかもしれないが、私にはたまらない。
ピアノの師匠も、モーツアルトの幻想曲を弾く私に、モーツアルトってね、オペラだわぁって思うのよ。そこに答えがあるのよねぇ。そんな風に最後のレッスンでおっしゃった。
なるほど。
まだまだ知らなきゃならないといけないことは沢山ある。能天気なおバカな学生だったので、今更大いに学ぼうと思っている。
狂い咲きでも悪くない。

さて、このチケットの封筒。
バーンスタインのボーダーの似合うことったら!!!素敵な写真。
最後はここに目がいく。
だって私服屋だから(笑)

Lákura

1919年。札幌市すすきのの片隅で「質屋」として建てられた。2010年初夏。 煉瓦のグラデーションが美しいこの蔵は、Lákura分室としてオープンし、104年経った。(2003年新札幌でLákuraはオープンし、今年20周年を迎えた。)蔵ノ中デ宝サガシ。 服と食と音楽と♪ ビーフシチュー。今日も、笑い声とともに。 長屋的selectshop Lákura 。あなたの暮らしに寄り添えますように。