カラダが喜ぶお弁当のはじまり

月曜火曜金曜日は。12:00から「カラダが喜ぶお弁当」を販売。この春で四年目を迎える。(多分)
それは、そもそも当時高校生だった娘のために作っていたお弁当から始まった。
お弁当の写真をインスタにおさめていたところ、食べたいわそれ!というお客様の声からゆるゆると販売を開始した。

娘のお弁当は、だいたい15分から20分ぐらいで作る。
少しでも多く眠りたい朝の5分は貴重だ。
1時間に相当すると言っても過言ではない。
前日の夜、メインとなるおかずを一口二口分取っておけば、10分でも余裕と言うこともある。
時間短縮と栄養優先したお弁当。
お役に立てたら嬉しい😆

基本のっけ弁当。
下には白米や、炊き込みご飯が入る。
赤、黄色、緑、は基本入れることにして、冬のトマトはあまり使いたくないため、紫キャベツを彩に使う。並べ方に戸惑いぐちゃぐちゃになりそうな時は、あえてぐちゃぐちゃにして仕舞えばなんのストレスもない。整列させる。これとこれは彩的にどうなんだ?と考える必要もなく、自由奔放に(笑)
楽しく散りばめる。走り回る子供たちみたいに仕上がる!!←実はこれが一番好き💕

デザート的なベリーはワイルドガーデン産。
鹿を焼いた時のソースにもなるが、お弁当のデザートにも。鮭もズッキーニもししとうも同じフライパンで焼いただけ。前日の天ぷらの残り物を乗っける。サクッ?とは正直いかない(笑)しんなり。だし醤油をかけたらこれはこれで美味しい。ご愛敬。タラの芽が登場するときは、小さな鉄のフライパンでひょいと揚げる。調理器具が小さいことがポイント。楽だから(笑)
息子たちに野菜爆弾と呼ばれる私のお弁当は、野菜好きの娘への愛(笑)そして肉食の息子たちへのテロ(笑)フィンランドから戻ってきて荒れてしまった娘の肌は1週間で治った。ふむふむ。野菜って大事だ!!
私はセイロをよく使う。
小さな気軽に使えてすぐ洗えるもの。
その中に、ズッキーニ、パプリカ、空豆、大根、きのこ、ブロッコリー、鶏肉、豚肉なんでも入れて、ご飯に乗せる時に味付けを変える。加工品のウインナーやベーコンを入れてもOK。なんでもござれ。
彩や、揚げ物を入れた時のレモンがわりに使うのが紫キャベツ。
千切りにしてサッと茹でて、水にさらして水分を取る。塩ブラックペッパーにレモンをギュッと絞るのが好みだが、朝の時間短縮には、ポン酢をかけるだけというのもいい。
作り置きもできる物なので、日々のおかずにも使えて便利。冬のトマトは太陽の味が薄いので私はあまり使わない。赤みが彩的に欲しいので紫キャベツは大活躍。酸に反応して鮮やかな色に変わるのでこれもおすすめ。
かぼす、ゆず、レモン、ライム店のお弁当では、その時ある果物を絞る。無農薬のものを使うので皮も削いで入れる。餃子の皮も便利。チーズを入れたり、ありあわせの具材を詰めこむと立派な一品。フライパン一つでできる時もあるし、セイロだけで終わっちゃう時もある。
小さな小さなまな板と包丁洗っておしまいだ。

家族のお弁当は、日々続く。
作るのが好きな人は力を発揮!!キャラ弁など楽しさをそこに見つけて取り組む人も様々でいい。怠け者の私はとにかく続くものだから無理はしたくない。(仕事のお弁当は別ね)どんな方法であれ家族のことを想ったお弁当に変わりはない。生活スタイルも何もかも様々。自分と人が違うから批判したり批判されたりする必要もない。周りに揃える必要も気にする必要もない。昔、おばぁちゃんが、大根おろしは優しい気持ちでやれば、甘ーくなると教えてくれた。料理の極みって案外そこにあるんじゃないかなぁと思う。
高校の時、お弁当の上にキムチだけ大量に乗せてきた男の子がいた。いつもお弁当をちゃんと作るお母さん。時間がなかったのだろう。それとも朝、親子喧嘩でもしたのだろうか。教室中、キムチの匂いが充満し、本人も周りも大爆笑だった。
そして、みんながとった行動が、さらに面白かった。自分が食べたら匂いは気にならないという発想の元、みんなでそのキムチを摘み出したのだ。そこには、ユーモアと笑いと、ほんの少しの知恵が。
あんな笑いをもたらしたお弁当。30年も前のことがまだこうやって記憶に残っているから不思議だ。ユーモアと愛を込めて💕今日も頑張りましょう!!


Lákura

1919年。札幌市すすきのの片隅で「質屋」として建てられた。2010年初夏。 煉瓦のグラデーションが美しいこの蔵は、Lákura分室としてオープンし、104年経った。(2003年新札幌でLákuraはオープンし、今年20周年を迎えた。)蔵ノ中デ宝サガシ。 服と食と音楽と♪ ビーフシチュー。今日も、笑い声とともに。 長屋的selectshop Lákura 。あなたの暮らしに寄り添えますように。