今日という日



ちょうど一年前。
わたしは釧路にいました。
大好きな千綴ちゃんに阪田さんのチェロとわたしのピアノを聴いてもらう為に。
あれからもう1年。
小さな彼女が私たちに残してくれたことは、とてつもなく大きなものでした。
命レベルで、物事を考え事によって、感謝の気持ちがとても強くなります。
それはとても幸せな事です。
彼女は11歳で大人の私たちをはるかに超えるところにいたような気がします。

昨年の10月にもう1人大切なお友達とお別れしました。嘉村さんの大切なピアノは、日頃お世話になっている大地みらい信用金庫札幌支店さんへ今日運ばれました。
音楽を楽しむスペースが、誕生です。

今日のこの日が、一年前と何か繋がるものを感じ、命のことを考える1日になりました。
歳を重ねると、大切な人との別れも確かに確実に増えていき、そして、生き方を考えるきっかけになり、何か大切なものが自分の中に落とし込まれていきます。
千綴ちゃんや、嘉村さんがわたしに教えてくれたもの。ずっとわたしの中に温めてきた挑戦を伸ばし伸ばしにせず、思い切って始める事にしました。
歌声が2人のところへ届けることができるだろうか。そんなことを思いながら、基礎から…いや。ゼロから始めます。46歳の挑戦!!
まだまだ頑張れそうです。



Lákura

1919年。札幌市すすきのの片隅で「質屋」として建てられた。2010年初夏。 煉瓦のグラデーションが美しいこの蔵は、Lákura分室としてオープンし、104年経った。(2003年新札幌でLákuraはオープンし、今年20周年を迎えた。)蔵ノ中デ宝サガシ。 服と食と音楽と♪ ビーフシチュー。今日も、笑い声とともに。 長屋的selectshop Lákura 。あなたの暮らしに寄り添えますように。