すずらんの日

今日はすずらんの日。

いつも、役所で平成って何年ですか?
とたずねることが多かった。
平成最後という言葉を聞いても、ピーンと来ないというか元号は、自分の中でややこしく日本だけで使うものだと思っていて西暦を使っていたので、今日という日も自分にとっては、すずらんの日で、すずらん鞄の多田さんのお誕生日なのだ。
しかし、これだけ、騒がれている理由って何だろう。考えるとそもそも元号って何なんだろう。いつから始まってその間どんな風に変わっていったんだろう。無知な私も、645年大化の改新ぐらいは覚えている。発祥は中国であることも何となーくぼやっと記憶している。それが今更繋がってへぇーと思っている。
目についたものを読むと、災害を機に改元が行われたり、ゲン担ぎ、いいことがあった時や、逆に良くないことがあった時に、改元は繰り返されたようだ。ろくに歴史を勉強しなかったものだから何もかも新鮮で(多分、ちゃんと勉強している人たちは新鮮なわけもないが)なかなか面白い内容だった。後醍醐天皇は随分改元したようだし、災害が多い日本は、災異改元で暦仁という元号はたった2ヶ月で終わってしまったようだ。先日ものすごく気に入っていた指輪がいつのまにか外れてしまい紛失。まさに共に過ごした期間はわずか2ヶ月であった。とほほ。
後醍醐天皇の時代に生きていたら、計算が大変でますます西暦を使いたくなりそうなものだけれど、その時の人たちの感覚ってどんなだったのかなと昨日の平成最後だというざわつきを考えると想像し難い。
そして、私たちが生まれた昭和が一番長い元号というわけだ。したがって、1919年にできたlakuraの蔵は、大正、昭和、平成、令和と最長の元号を含め時を刻んだ建物なのか…と考えるとこれまた違う思いも湧いてきた。
違和感でしかなかったものも、知るって楽しいな。自分の身近ななにかと絡むと急に興味が湧き知りたくなる。学校の勉強って、いかに生徒が興味を示すかが教える方も教わる方も大切なことなんだろうなと痛感する。
情報量が多いこの時代、興味を示した時にものすごい量のことを調べ学ぶことができるから先生たちは勉強をし続けないとやっていけないだろうなと一瞬気の毒にも思うが、教えるという立場なら特に勉強し続けることは当たり前のことなのかもしれない。

すずらん鞄さんの作品を紹介したかったのだが、脱線してしまったので、改元ならぬ改行でまとめられる自信もないため、後ほど。

すずらんの日は、フランスの風習で、お世話になった人や大切な人にすずらんを贈るとか。街中がすずらんで溢れ、感謝や愛が飛び交う素敵な日。そんな素敵な日に生まれた多田さんの作品や多田さんの魅力を含めお伝えしたい。


そんなこんなで。
多田さんおめでとう。





Lákura

1919年。札幌市すすきのの片隅で「質屋」として建てられた。2010年初夏。 煉瓦のグラデーションが美しいこの蔵は、Lákura分室としてオープンし、104年経った。(2003年新札幌でLákuraはオープンし、今年20周年を迎えた。)蔵ノ中デ宝サガシ。 服と食と音楽と♪ ビーフシチュー。今日も、笑い声とともに。 長屋的selectshop Lákura 。あなたの暮らしに寄り添えますように。